2016年3月29日火曜日

レトロな7号営業に行ってみた

 愛知県の豊橋市に出張しておりまして、

市外のこんな商店街を歩いておりますと、

気になる店を発見したのです。

しかし、そのときは閉店中。




翌日の夕方、地元のホール店長さんにご案内いただいて、

もう一度出向いてみますと、ラッキーなことに営業中でした。

スマートボールの店です。

「なつかしい!」

ウソです。私はスマートボールがどういったものか

全く知りませんでした。

後学のため、張り切って入店しました。





予想通りのレトロな店内。

ご年配の女性がいらっしゃいました。

店主さんです。



思ったより奥まった長い空間で、遊技機が二列に並んでいます。

店主さんが明るくて和やかな方です。

素人の私に、とても丁寧に案内してくださいました。




機械に「スマートボール」と書いてあります。

100円を投入してレバーを動かすと、

こんな大き目のガラス玉がゴロゴロと落ちてきます。

私の想像とぜんぜん違いました。






さて、どうやって遊ぶのか。

店主の朝倉さんが、手取り足取り指導してくれました。

「パチンコよりも難しいよ」とのことですが、確かに。。。





中央の入賞口に玉が入ると、上部の数字のフタが開きまして、

そこに玉が入ると、数字と同数の玉が落ちてきます。

私は意外と筋がいいのか、勘違いかわかりませんが、

開始早々小当たりしたのであります。




私の想像よりも、はるかに難しい。

技術介入性が非常に高いです。

玉を発射するレバーの力の入れ加減がとても微妙です。

しかも、どこを狙えばいいかを把握するまで

精神を集中して球筋を眺めなければなりません。





こちらはメダルを投入して遊ぶ機械です。

一定の玉打ち回数で100点以上得点すると、


スコアに応じてメダルが出てきます。

手打ちであります。

こちらも技術が重要です。




なんだろう。仕組みはシンプルですが、

とても頭脳と神経を使います。

そして、どういうわけかワクワクします。

昔の遊びはこんなだった。。。





風俗営業7号(いずれ4号に)ですので、

年少者の入場は制限されています。

玉はチョコに交換しました。




貸し玉は4円です。

パチンコなら瞬間で消えていたでしょうに、

結局1000円も消費できませんでした。

こんなに遊んだのに、リーズナブルです。





昔は風俗営業の更新手続がありました。

その当時に張られたシールです。

昭和44年から営業されています。

私が生まれる前です。




このステッカーは、とても価値があるような気がする。

初めて見ました。





とても気さくな朝倉さん。

私の祖母を思い出してしまいました。

どうかこれからもお元気でいてください。

また打ちにゆきますからね~。



スマートボール アサクラ
愛知県豊橋市松葉町1-22

水曜と木曜はお休みだそうです。
主に夕方の営業だとか。





2016年3月15日火曜日

水でお習字

私は、お習字、という行為が大の苦手だったのですが、

毛筆が得意な人をうらやましいと思っておりました。


さて、文具屋さんでこんなものを見てしまい、安いので買ってしまいました。


呉竹 水書き書道 水でお習字・半紙




水で毛筆が練習できるのです。

誰だって練習すれば、ソコソコうまくなろうとは思いますが、

墨汁で家を汚したらヒドイ目にあいそう。。。


これがあれば、少しは上達できるかも。

ということで試してみると、けっこう楽しいのです。


そうして書いてみて、気に入った字をこうして写真撮影したりします。。





とても自分の字のようには思えません。

癖はありますけどね。。。




なぜ渋谷なのかわかりませんが、

書いてみたくなったのです。



というわけで、水で何度も練習できる紙。

数百円でした。

新しい趣味ができました。



乾くのに時間のかかるのが最大の問題です。

筆は自分で用意してください。




日野


2016年3月2日水曜日

スリランカ・モルディブ出張

2月21日(日)
 成田からのフライト9時間ほどで、夕刻のバンダラナイケ国際空港に到着しました。久々のスリランカの空気を感じてゆっくりするなんていう間もなく、慌てて手配していただいた車に乗って、コロンボ郊外の町、コッタワにある政府高官のご自宅へ。そこでは食べきれないほどのスリランカ料理をごちそうになりました。

                                        夕刻のバンダラナイケ国際空港
 
2月22日()
翌朝は、早朝4時に迎えにきてもらい、スリランカから1時間半ほどのフライトでモルディブ共和国の首都マーレに出張しました。ここでは、政府関係者やこれから現地のパートナーとなっていただく方々とお話しましたが、地球温暖化の影響なのか、砂浜からの砂の流出が続いており、小さな島国だけに大きな問題となっているとの話をききました。
 午後からは、原付バイクに二人乗りでしかもノーヘルという日本では絶対にありえないスタイルで島の中を一周してもらいました。世界一の人口密度と言われるだけあって、どこに行っても、人・人・人です。その熱気と活気はとてもすごかったです。
 中国の援助で建設されている空港のあるフルレ島との橋梁建設の現場も見せていただきました。
 モルディブのいろいろな料理をごちそうになりましたが、やはりインドやスリランカの影響を受けた、スパイシーなものが多かったです。ただし、リゾートホテルの印象からつい忘れがちですが、モルディブはイスラム教の国。ですので鶏肉や魚料理はありますが豚肉などはありませんし、もちろんお酒もありません。
 現地の言語はディヘビ語で、書かれている看板などは全く読めません。ただ、通常は英語でも大丈夫なので、それほど困ることはありませんでした。
 皆様には夜までお付き合いいただいて、深夜の便でコロンボに戻ってきました。



                     モルディブの首都 マーレ
マーレのメインストリート

2月23日(火)
この日は、朝からほとんど休みなく動きっぱなし。9時半にお客様の会社があるフォート地区のワールドトレードセンターに行き、ミーティング。そのままお客様と一緒にJICAの事務所に向かいました。JICAでは所長さん自ら対応いただき、防災や建築担当者もわざわざ呼んでくださり、とても有意義なミーティングになりました。更に、ここでスリランカ側担当部局となるNBRO(国立建築研究所)をご紹介いただき、翌日訪問することになりました。
ところが、そのあとの予定が詰まりすぎていて、お昼を食べる時間が全くありません。おなかが空いたまま、スリランカ投資庁でのミーティングです。ここでも、話がとても盛り上がり、おいしい紅茶を出していただきながら、夕方まで長居してしまいました。
 一度ホテルに戻ってから、歩いて15分ほどのところにある、アルピコスーパーセンターへ。今回唯一のオフです。ふつうのスーパーマーケットですが、カシューナッツやジンジャークッキーも安いですし、空港には売っていないキトゥルバニ(クジャクヤシの蜜から作った甘いシロップで、メープルシロップのようなもの)も売っています。ただ、探しているキトゥルバニは売り切れだったので、翌日購入することにしました。
 夕食は、スリランカ案内人の内海社長と一緒にホテル近くにある日「POPPY HANA」さんへ。ようやく食事にありつき、スリランカ風のチャーハンや枝豆などを食べていると、オーナーのカナコさんがいらっしゃいました。スリランカのラーメン事情やら最近の様子やらとスリランカ談義に花が咲きました。


                    アルピコスーパーセンター
              ここには、ピアードパパのシュークリームのお店もあります

2月24日(水) 
 この日の夕方には、コロンボを出て帰国の途につかなければなりません。午前中は語学教育や人材教育に関する行政機関の方と打ち合わせをする予定でしたが、7時前に突然、「11時半に在スリランカ日本大使館にきて欲しい」との電話。そこで、役所での打ち合わせを早めにしてもらうことになりました。
 スリランカの若者には、日本で働きながらスキルを身に付けて、スリランカに帰ってから国の発展に貢献して欲しいとの意向があるとのことで、ここで様々な宿題をいただくことになりました。もっとゆっくりお話をしていたかったのですが、あっという間に時間となり、役所の方に大使館まで送ってもらいました。
 大使館では、事務官の方ではなく公使自ら面会していだだけるということに。緊張したものの、お会いしてみると意外に気さくにお話のできる方でした。モルディブでの砂の話などについて、お話させていただきました。
 大使館のあとは、前日約束していたNBRO(国立建築研究所)を訪問しました。ここでも、様々な防災面について日本の技術を活用していきたいとのお話がありまして、帰国したら、改めて連絡をとりあうことになりました。
 その後、昨晩一緒だった内海社長と、コロンボにある日本食レストラン「魚一」へ。親子丼を頂きましたが、なかなかの味です。このレストランなら、「外れはほとんどない」ので在留している日本人の多くがやってきます。魚一でできた人脈からビジネスがはじまるということもありますが、今日は30分程度で次の予定に向かいます。その途中であわててスーパーに立ち寄り、昨日変えなかったキトゥルバニを無事に購入。
 コロンボの古いホテルのひとつ、「ザ・キングスバリー」のレストランで、スリランカで人材教育を行っている会社の代表の方と簡単にミーティングをして、最後にワールドトレードセンターのお客様に、今回お世話になった御礼と帰国の挨拶をしに行きました。
 夕方、お客様が手配してくれた車で飛行場へ。いつものことながら、後ろ髪ひかれる思いで帰国便に乗り込みました。


                     NBRO(国立建築研究所)
                     
2月25日(木) 
 なんだか疲れきっていて、眠い目をこすりながら映画を一本見ましたが、あとは常にウトウト。遠くに白い富士山が見えて、ようやく日本に帰ってきたことを実感しました。窓から見える成田周辺は一面雪で真っ白です。気温は0度とのこ
と。約40℃のスリランカから0℃の日本へ、はたして体はついてくるでしょうか?


常夏の国から帰ってきたら「雪」