2013年2月27日水曜日

仙台にて

 先週末から仙台に出張していました。神奈川県中小企業家同友会の有志のグループ、
「東日本応援隊」と仙台周辺で活動している方々との会合に出席するのが目的です。
仙台側は、当社でもお世話になっている仙台の社会保険労務士の沼口先生がコーディ
ネートしてくれました。

 震災から間もなく2年になります。まだまだ、復興にはほど遠く多くのボランティ
アの手が必要で、「東日本応援隊」でも引続きそういったボランティア活動も続けてい
くのですが、現地の方々からは「ビジネスとしての復興」も考えてほしいというお話
をいただいていました。

 単に企業の社会貢献として「特別に」被災地の商品を購入するというのではなく、
日常の取引の中で原材料や部品、あるいは製品といったものを購入してほしいという
希望です。もちろん、被災していない地域との競争や海外との競争となりますが、東
北が経済的に自立していくためにも、競争力をつけていくことは大切です。

 東北で復興のために行われてきた多くの努力が、きっと大きな付加価値となって海
外との競争にも負けないような経済的な基盤ができるのではないかと思っています。


(今村 正典)