2013年5月8日水曜日

さんしょう発見

自宅の庭で山椒の葉を見つけました。
見回してみると丈が膝くらいのものが4、5本生えています。

葉を手のひらにのせて「パン」と両手でたたくと強い香りがただよいます。
和食の世界では山椒の葉を煮物や焼き物に添えて香りを楽しみます。
中国では漢方薬としても使われています。

三国志魏志倭人伝では、
<倭国には山椒があるが、それが美味いことを知らない>
とあります。
もっとおいしく食べる方法があるだろうに・・・。
と中国の人は思ったのでしょうか。
果実の部分は中国料理でよく使われます。

室町時代にはすでに、うなぎの蒲焼に添えられていたようです。
そろそろそういう季節になります。
ちょうど知人から筍をいただいたので、山椒の葉を添えて食べました。
たしかに山椒でした。


(日野 孝次朗)