2012年4月18日水曜日

6.5 環境(その2) 原則及び考慮点

 組織の決定や行動が環境に与える影響を考慮に入れるには、次の原則と考慮点に注意することが重要となります。

原則には「環境責任」「予防的アプローチ」「環境リスクマネジメント」「汚染者負担」の4点(6.5.2.1)があり、考慮点には「ライフサイクルアプローチ」「環境影響評価」「クリーナープロダクション及び環境効率」「製品サービスシステムアプローチ」「環境にやさしい技術及び慣行の採用」「持続可能な調達」「学習及び啓発」の7点(6.5.2.2)があります。

 組織が、その決定や活動の中でこれらの原則や考慮点に考慮することで、「汚染の予防、持続可能な資源の利用、気候変動への対応、生物多様性の保護」に取り組むことになります。

 ここに記載されている原則や考慮点は、ISOの国際規格であるISO14000シリーズと大きく関連しています。ISO14000を活用することも効果的であるということもできます。