2012年4月4日水曜日

6.5 環境(その1)

 組織によって行われる活動は、何らかの形でかならず環境に対して大なり小なりの影響を与えることになります。従って、組織は自らの活動や決定によって発生する環境への影響について責任を負わなければなりません。その影響は、廃棄物の発生や排出した物質による汚染のみならず、原料として調達される資源や、組織の活動による周辺環境の変化など多岐にわたります。

 組織が環境について考えるには、大きく「汚染の予防、持続可能な資源の利用、気候変動への対応、生物多様性の保護」という4つの分野に分けて考えることができます。

 環境に関する責任は、組織のみならず社会全体の大きな課題でもあります。組織が積極的に持続可能な社会を実現するために行動することが、これからの社会にとってとても重要なこととなるのです。