2011年7月6日水曜日

テンカラ師のつぶやき(8)

平成21年9月11日
  本日晴天なり。
  明日は天気が崩れ雨になるようだ。

津久井の方は雨雲に近い鼠色の雲が出ている。
渓流釣り日和である、仕事を昼で切り上げ久し振りに神ノ川へ行くことに決め事務所を後にした。
時間はタップリあるので、滝下のピンポイントではなく数年振りに、砂利採取場の上から遡ることにした。

天候が回復してきてしまったが、もうここまで来てしまったので釣るしかない午後三時、釣り開始。
渓相としては申し分ないけれど、数年前のゲリラ豪雨にやられたせいで、昔の面影は薄れているが、ポイントは幾つも出来ている。
しかし、幾ら振り込んでも全く当たりがない、あの時の豪雨で岩魚が絶えてしまったのだろうか?
そんなことはない、ここのネイティブ岩魚は、僕が思う程柔ではないはず、きっとイメージした岩魚が合ってないだけだろう。

それにしても、全く動かない。
とうとう、いつもの滝下まで遡ってしまった。
それなら、ここで勝負をしようじゃないか。

白毛鉤を何種か替えてみたが当たりがない、濃茶に換え数回振り込んだところやっと「来た」。
主の大岩魚ではないが、二〇センチの腹が奇麗な黄色をした天然岩魚だ。
本腰を入れて勝負と思っていたところ、下流から餌釣り師とルアーマンが上がって来た。
それを見たら急にやる気が失せてしまったので納竿。

岩魚は、塩焼きにして酒の肴とし、美味しくいただきました。
この健気な岩魚に感謝。
今日はカメラを忘れてしまったので写真はありません。

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